医師との緊密な連携が大切

医薬品

日々開発が進んでいる

がんの代表的な治療法の一つが抗がん剤を使うという方法です。抗がん剤には口から服用するタイプの他に、点滴によって投与するタイプなどもあります。がんの治療法のうち、副作用が少ないとされているものに免疫療法がありますが、現在の段階では免疫療法の効果が出にくい患者さんもいるのが現状です。それに対して抗がん剤はこれまでに多数の種類が開発されており、さらに現在でもより効果の高い薬が生み出されています。以前はがん細胞を直接破壊するための薬が主でしたが、今ではホルモンの分泌を調整することによってがん細胞の増殖を抑制するタイプの薬も使われています。さらにその後研究が進み、現在ではがん細胞の分子に直接働きかけてダメージを与えることのできる分子標的薬による治療も普及が進んでいます。抗がん剤治療と聞くと副作用が強いというイメージを持つ人も多いようですが、今はそうした副作用について、どのような症状が現れるかが予測できるため昔に比べてずっと安心して受けやすい治療法となりました。そのような副作用の代表的なものとして、まず、がん細胞を直接攻撃する化学療法では吐き気や下痢、貧血、食欲不振、発熱などが挙げられます。これらの症状については薬を投与することによって軽減できる可能性があり、また、症状が重ければ入院して集中的に副作用の治療を行うこともできます。ホルモンに作用する抗がん剤の場合は、ホルモンバランスが変化するためほてりや倦怠感、体重が増えるといった更年期のような症状が出ることがあります。しかし更年期の症状と同様に、時間の経過とともに慣れる患者さんも多いです。分子標的薬による治療の場合は、化学療法と同じように吐き気や発熱が見られるのが一般的ですが、まれに重いアレルギー症状が起こることもあります。こうした場合は速やかな治療が必要になるので、医師との連絡を密にしておくことが大切です。