これを知る事が大事です

脳

介護者にお勧めの知識

脳出血により、脳の機能が障害されると様々な問題が生じます。高次脳機能障害と呼ばれる、失行、失認、観念運動失行等、認知する機能が障害される事により、慣れ親しんだはずの行動が上手く出来ない、物の操作が分からない等の症状が現れます。これらの症状は半身不随の様に外見からは判断が付きにくいという難点があります。一見、普通に見える状態でも脳出血の後遺症により、高次脳機能があり、日常生活に介助が必要な方もいます。では、これらの障害を負った人にはどの様な治療が必要なのかと言いますと、リハビリが最も効果があり、早い段階で行う必要があります。脳には損傷した機能を周辺の部位が活性化し、補うという作用があります。これは特別に鍛えないとその能力は発揮されにくいといえます。リハビリでは作業療法士や言語聴覚療法士と呼ばれる専門職が、高次脳機能障害のリハビリに精通しています。早い段階では、脳出血が発症した数日後にはリハビリが始まります。高次脳機能障害により、注意障害や記憶障害が見られる方が理解できる様に環境を整えたり、道具の使い方等を指導します。ベッドから離れる事が出来る様になると、更にリハビリの幅は広がり、トイレに移動する訓練や記憶力を高める訓練を机上での作業を通して行う事もあります。物を操作し、考える事で少しづつ、失われた脳の機能を賦活する事が出来るのです。また、特別な知識が無い方にも病気や障害の特徴を分かり易く説明したり、環境を調整し、より機能が向上する様に支援する事もリハビリが得意とする事です。脳出血の後遺症は根気が必要ですが、多くの方が回復する可能性を秘めていますので、継続した努力が重要です。